全国邪馬台国連絡協議会 基本方針
運営理念

1.和を以て貴しとなす。(組織の精神論)
・聖徳太子のこの言葉には前段があります。即ち「衆議を尽くせ」とあるのです。よく議論し、意見を出し尽くした上での「和」なのです。議論の結果、お互いに確執を醸したり、恨みを抱くような事があっては、組織は継続しません。我々のような団体には特にその精神が必要です。「和」・「礼節」・「尊厳」を保ち、古代史の解明を通じて、会員同士が楽しく和やかな場を持てるよう努力したいものです。

2.We are on the same boat.(組織の体制論)
・当会の設立趣旨と運営理念の「和」を尊び、本部と支部が一体となって活動の輪を広げましょう。本部と支部の役割を明確にして、可能な限り本部は支部を支援します。
<役割>
・本部の役割・・基本方針作成、ビジョンの推進、古代史の解明のため研究者、研究機関との連携、運営資金の確保、会長、副会長の積極的営業活動、本部と各支部との連携
・支部の役割・・支部方針、会員募集と維持策、支部の自主性を高め独自に経営できる体質の確保

3.腹が減っては戦はできぬ。(組織の財政強化)
・いかなる組織であっても、最低限の経済的な補償が無ければ活動はままなりません。現在の会費収入以外に、会の歳入となる方法を模索し、実施します。

 

運営方針

1.全国大会、地区大会、発表会、見学会など
・全国大会は4地区を一巡したが、各支部とも、本部からの支援金(20万円)で辛うじて運営可能だった。これは今後の収支面での課題を残した。一巡を機に、新たに、本部と地域支部が一体となって、今後全国大会をどのように運営してゆくか検討したい。その為に、早期に体制を整え、夏頃を目途に具体化に着手したい。
・地区大会は、原則担当支部にその運営は任せるが、講演会、発表会、見学会、歴史旅行、研修会や会員アンケート等を企画・実施する。

2.各種古代史団体・団体員(加入、未加入団体)との交流と勧誘
・当会は日本初めての全国的古代史団体である。各団体は古代史解明の方法・結論は勿論異なるが、弊会設立趣旨の「全国ネットワーク」を見直し、真に各地域団体と連携、交流を深め、未加入古代史団体・会員を勧誘し、更なる古代史の全国ネットワークを作り、国内の古代史ファンの輪を広げる。

3.今年度プロジェクトチーム・ワーキンググループ (本年度は凍結)
2018年度から下記ワーキンググループを設置してきているが、ほとんど進展せず活動が停止している状態である。新たに発足できるようになるまで本年度はプロジェクトを凍結する。
① 年輪年代と科学的年代論 ・・現在の奈文研との対立型から今後は他の研究機関、大学等との連携をはかり、情報公開請求とそのデータの解析、検証、その利用方法を探る
② 庄内式土器研究 ・・・実質の責任者不在、テーマも含めて再度見直し
③  漢鏡7期の研究 ・・・実質の責任者不在、テーマも含めて再度見直し

4.全邪馬連の会員拡大と財務体質の改善
・全国組織の理念をもってスタートしたが、年間会費収入は100万円に満たない弱小組織である。
研究費や調査費、支部助成金などはほとんどなく、諸業務は無償ボランティアにゆだねている状態である。収入源は会費が主である。今後は会費とともに講演会収入、公的機関からの助成金、企業団体からの賛助金、広告収入など多様な収入源を探り諸プロジェクト推進費、研究費、調査費など解明に必要な経費の捻出を図る。

① 新規会員獲得と現会員の維持
有効登録会員(2020年3月31日で290名)は、ここ数年300名前後である。将来的には500名を目指すが、一方において、高齢化などで既存会員の退会も一部予想され厳しい状況である。
今後とも 会員増強を図り、会員の満足度を高め、各種大会、発表会、見学会などのイベントと広報活動に努め、新規会員獲得と現会員の維持を図る。
② 新たな収入源を確保する賛助会員制度等を設計する。
個人会員の年会費と大会参加費収入が会運営の基盤だが、財政基盤を更に強化するため、以下を実施する。
・公的機関、自治体への長期的アプローチを進め助成金、補助金の捻出を図る。
・企業、個人からの助成金、補助金、寄付金の依頼を行うため会報、講演会レジメ広告、案内資料広告などの広告収入を進める。
③ その他の収入源確保のための立案

5.広報活動の充実(ホームページ、会報、メルマガ、講演のYouTubeなど)
①  HPの更なる充実。支部独自のHP開設。
HPでの会員論文発表「私の邪馬台国論・古代史論」)をさらに 推進する。自説を発表したいとの意欲を持つ会員は多い。
②  会員へ毎月配信しているメルマガの更なる充実。
大会ビデオ映像の会員限定配信、研究 発表会のビデオ一般公開は継続する。なお、大会ビデオ映像は、事前に講演者の了解を得て一般公開する。
③ 機関誌の発行。
会報「邪馬台国新聞」は内容が充実し好評であるが、内容をより改善して、当面は年2回発行を 継続する。会員からの原稿の募集、出版社(梓書院)との提携「季刊邪馬台国」の活用。
広告費収入確保のため、企業、個人名刺広告など・・今後の重要テーマであり本部での検討事項。

6.組織、会議体の運営、会員名簿管理
(メルマガリスト、理事メルアドリスト等の最新版維持等)

総会     R3年4月中旬~5月中旬への早期開催を検討。
理事会    年4回から総会後の理事会を除き年2回にする(9月 3月頃)。
執行委員会  理事会に併せて年4回から年2回とし、同日開催も模索する。
会員原簿メンテナンス体制の再構築
・・・会員情報(メルアド等)変更の伝達ルールと会員管理責任者の権限強化。

7.法人化 (一般社団法人またはNPO)について
全邪馬連の社会的信用と全国基盤つくりの為には法人化は進むべき道ではあるが、法人化には資金面、会計上などのハードルがあるので本年度は凍結し準備期間とする。

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